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11日
2011.01.11 (Tue)
「続巷説百物語」  京極夏彦:著


治平さん、おぎんさん、御燈の小右衛門さんの過去の因縁を絶つお話になっています。
治平さんとおぎんさんのお話は独立してますが、他のお話は小右衛門さんの影がチラつきます。
今まで過去の事なんて忘れてきたような人たちの内面に触れてしまうと人間味に溢れてしまいますね。
おぎんさんも治平さんも重いモノを背負ってきたんですね。
相変わらず謎な又さん、チラッとだけ過去が垣間見えましたけど。
過去が知りたいわけじゃないですから、謎のままで一向に構いません。

今回は百さん目線で進んでいくので、より百さんが身近に、そして又さん達もより身近に感じられます。
軍八朗兄さんに田所さまに貸本屋の平八、個性溢れる表の人たちも登場して、特に田所さまには心和まされました。

一番お気に入りなのは、「死神」。
船幽霊でご一緒した右近さんが、大変な目に遭うお話でもあります。
誠実で腕っ節も立つし、愛妻家できっと子煩悩、どこにも引け目のない右近さん。
やつれた様子で現れた時に嫌な予感はしましたが・・・・・・まさかの出来事に治平さんさえも言葉を失います。
死神は転がり落ちるように読み進めていきました。
右近さんが危ない、と思ったらどうにも止められず、気がついたら夜中の3時半近く、でも後悔はしていません、何ていったって絶対ダメだと思っていた右近さんが無事だったのですから。
こんなに読み終わってホッとして喜んだのは、初めてです。

「老人火」は読み終わって、書き下ろさなくて良かったのではないかと思うくらいの喪失感。
続刊が出ている状態で読んだから良かったのですが、最新刊で読んでいたら、これでおしまいなんだと大いに悲しんだと思います。
それくらいに切なくて、悲しかったです。

必殺仕事人的な印象の強かった巷説ですが、続は因縁云々とどろどろした印象が強かったのですが、最後はどれも救いが待っているので読後が悪いわけではなかったです。
全く関係ない人の話ではなかったので、もの悲しく寂しい思いはチラチラしました。
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