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9日
2011.06.09 (Thu)
「戦う司書と追憶の魔女」  著:山形石雄


真面目一辺倒ゆえ、ハミュッツに反旗を翻したヴォルケンとレナスの元の人格オリビアの無くした記憶を取り戻すお話です。
ヴォルケンが真実を知った時の、立つべき所が脆くも崩れて無くなってしまった絶望。
オリビアの思い出し時には全てが無くなってしまっていた喪失感。
読み終わった後にはホッとしないけれども、2人の思いに心抉られます。
切ない、とても切なくて悲しいのだけれど、とても好きなお話です。
毎回書いているような気がするけど、司書シリーズはまだ続いているので、一番だとは言えませんけど確実に上位にランクインする作品ですね(私の中の)

ヴォルケン!!
司書シリーズは1作品の主人公キャラは去っていく確立が極めて高いので、嫌な予感はしていたのですけどね・・・・・・。
真面目で真っ直ぐないい子だっただけに残念です。
途中でハミュッツが見逃してくれる的なことを言ったので、ちょっと期待してしまったから、あの最期はとても辛かった。
全てを失っても、でも最期まで武装司書の正義を信じ続けて・・・・でもそれは裏側を知っている読者にはとても悲しいもので・・・・・・とても酷い最期であったと思います。
もう少し救われる最期であって欲しかったです、コリオもモッカニアもアルメも最期は悪いものではなかったですからね。
本になっても粉砕されてしまったのも、悲しすぎる・・・・・・。

愛の記憶を取り戻し、取り戻させたオリビア。
全てを失ったヴォルケンと記憶を取り戻したけれど、全てを失っていたオリビア。
どこか通じるところのある2人ですね。
でも、オリビアはまだ生き続けて大切な人たちの思いを胸に歩んでいくことを決意します。
変態オヤジだと思っていたシャーロットの愛は本物だったのですね。

・ミレポックがとても恐ろしかった。
ヴォルケンの協力者にはなれないけれど、理解者にはなっていたのですが・・・・・・裏切られたと思ったんでしょうね、あんなに冷酷で非情な言葉が出てくるとは。
・オリビアに誘惑されるエンリケがちょっと面白かった。
全然動じてないんですけどね、見た目はカッコイイ青年ですけど、中身はひねくれちゃった少年ですからね、誘惑なんて効きやしませんよ。
・ノロティはエンリケとの仲を疑われているみたいですね。
そんなつもりはないのだろうけど、無意識にエンリケはノロティの時だけちょっとだけだろうけど手加減してしまっているのですかね。
・シガル・・・・・・。
台詞つきで登場です。
なんだかよく出てきます。

ヴォルケンがあまりに切なすぎましたけど、オリビアが歩み続けることを決めてくれたので、希望を持てる終わりかたではあったかな。
これからの話にもきっと関わってくることになるだろうオリビア、どう関わるのか期待したいですね。
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