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13日
2011.04.24 (Sun)
「西巷説百物語」  著:京極夏彦


靄舟の林蔵が主役のお話。
二つ名のとおり、気がついたら違う所に立っていた、又さんとは違う仕事の仕方です。
もやもやとなんだか妖怪だかなんだか違う世界を見せられて、いきなり現実に引き戻されます。
又さんは最後まで妖怪の仕業として違う世界に連れて行ったまま、そこで幸せなり辛いことを背負って生きて行ったりするので、林さんの仕事と比べると又さんは優しいです。
こんな所で又さんの優しさを実感することになるとは、思っていませんでした。

豆狸のお話が一番幸せでした。
今までの流れで、与兵衛さんってばどんな良くないことをしたんだろうと思っていたのですけど、過去を引きずって悔いても悔やみ切れなくて、ずっと生傷抱えていた人だったのですね。
もう、林さんに文作さん、お龍ちゃんで周りガッチリ固められててヒヤヒヤしました。
一番お気に入りは、鍛冶が婆のお話。
どれも妖怪絡みでしたが、私はこのお話が一番妖怪が利用というか活躍できていたと思います。
チラッと出てきた又さんの名前に舟幽霊にドキドキしました。
どこまでも一途な一途な助四郎さんが好きです。
一番の見所は又さんが出てきて、一文字屋総出演(現在分かっている限り)の野狐ですね。
前巷説で触れていた上方に居られなくなった事件の真相と結末のお話。
又さんの林さんを気遣う優しさが・・・・・・二人ならへいちゃらな気がしやしてね、と言う言葉は本心なんでしょうね。
前のようにずっと一緒に居る事はもうないんだろうけど、何かあったら必ず助けてくれて助けに行く関係なんだろうなぁ。

てっきり、前巷説から2年とかそれくらいの後のお話だと思っていたので、舟幽霊の時の時代だったとは・・・・・・そこで慌てて時代修正です。
さてさて、百さんが相変わらずで和みますねぇ。
嘘が吐けない人だからって、又さんに言われてましたね、百さんは表しかないまっとうな一般人なんだなぁと。
色々首を突っ込んできて、知らずに仕事を助けていたり協力していたりしましたが、やっぱり百さんは表側の人間ですね。
又さんが一線を引く理由が分かります、この人は日の当たる場所に居るべき人です。

去年出たばっかりの巷説シリーズ。
最新刊が出るのは2、3年後になるんだろうなぁ。
西を読み終わったのですが、山崎さんフィーバーから醒めません。
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