[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「狐狸の恋」 著:諸田玲子
久太郎、久之助のそれぞれの恋模様が進展して、納まるところに納まったお話ですね。
君江の隼人の妻として奮闘するお話も入っています。もちろん、私はこのお話「日盛りの道」がお気に入りです。
君江と隼人のことが気になっていたら、知らず好きになっていました。
あれ、君江と隼人が夫婦になっている・・・・・・。
じれったいのは長続きはしないだろうと思っていたのですが、お早い展開ですね!
読み終わってから、一つ前の「鷹姫さま」を飛ばしていたことに気が付きました。
君江と隼人のじれったさはまだ、期待できるということですね!
そうそう、お嫁入りの話も期待できるということではないですか!楽しみです。
「日盛りの道」では仕事の重圧に押しつぶされそうになっている隼人はついつい、君江にそっけない態度を取ってしまい、その態度に何か粗相をしたのだと落ち込む君江。
全てが分かってから、改めて読み返すと、何とも可愛いお話だったことに気が付きます。
誤解も解け、隼人の妻としての心構えも改めて固め、一回り成長した君江。段々と逞しくなってゆくのでしょうねぇ。
最後には隼人とラブラブでした。
君江は隼人を尻に敷くタイプではなくて、一歩後ろに控えているけれど何かあったらそっと、背中を押す良いお嫁さんになりますよ。ゆくゆくは珠世さんのようになりそうだけど、あれこれ気転が利くようになるようになまでは、まだまだですね。
隼人と久之助との「義兄か」「義弟か」という、何とも照れ臭そうなやり取りが可愛かったです。
隼人はちょこちょこ頼まれ事があったりして出番があるのですが、菅沼家にいる君江には中々出番がないのが寂しいところです。
・源太郎と源次郎が下屋敷に移り、道場に通うようになって、すっかり大人びました。
娘3人もしっかりと喋るようになって、子供の成長とは何とも早いものです。
秋ちゃんのお供を連れて矢島家にやって来た時はビックリしました。
・久太郎が中々に積極的(にならざる状況ですが)で驚きです。
おっとり判之助さんタイプでしたからね。恵以姫様も凛として愛らしい子です。
・久右衛門と久之助がノリノリで屋敷に乗り込むのが好きです。