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無題
2011.09.01 (Thu)

「戦う司書と世界の力」  著:山形石雄


全てのまとめと決着です。
ハミュッツの本当の目的、ルルタのニーニウへの想い、世界の行方、全ての決着がつく時です。
とにかく、良かった、ハミュッツもルルタも他の皆も、全力を尽くした結果がそれぞれが幸せを手にすることができました。
司書はこれまで報われない虚しいお話が多かったのですが、最後はキレイに幸せに終わってくれて本当に良かったです。
世界の始まりと終わり、新たな一歩を踏み出す時です。
オルントーラが望むような、全ての人が平和に幸せに暮らせる世界ではないけれど、歪な汚い世界の中、ひとりひとりが自らの力で小さな幸せ、大きな幸せ、それぞれの幸せを手にしていく世界です。

 

ルルタ、とにかくルルタです。
コリオと打ち解けてお友達になりたかったり、ニーニウを幸せにするためにひたすら頑張り続ける健気さは最後まで健在でした。
ルルタはニーニウのために、世界を守り、世界を恐怖に陥れたり、世界を滅ぼそうとしたり、全てがニーニウのため、そのニーニウに「出会わなければよかった」と言われた時の絶望といったら・・・・・・コリオがいてくれて本当に良かったです。
救世主としていずれ来たるオルントーラとの戦いで身体も心もすり減らし、ニーニウが絶望にとらわれた時、そのどれよりも辛かったでしょうね、言い表す言葉すらないくらいです。
そして、コリオに許され、支えられ、奮い立つルルタ、ルルタはいつも手に入れた幸せがすぐに過ぎ去ってしまう何とも悲しい運命です。
ちっぽけな勇気の欠片のコリオのナイフ、絶大な力を無くしたルルタが持つ小さなナイフが今やニーニウに立ち向かう唯一の希望というのが、もう何とも痺れる展開です!
ノロティに支えられ、武装司書に血路を切り開いてもらい、世界の小さな想いが集まって輝く小さなナイフ、全ての力をもってしてニーニウに立ち向かいます。
ナイフの切っ先が届いた時、ニーニウが絶望からルルタの元へと帰って来ます。
長い長い時間、お互いに苦しんでいた二人が手にした幸せ、ルルタが想いを込めて作った劇場でニーニウが全ての想いを込めて歌います。
ルルタが、ニーニウが幸せになってくれて本当に良かった。

 

コリオが無力過ぎて可愛かったです。
ずっとシロンのことを考えていて、支えにして、支えてもらっているのがコリオらしいなぁ、と。
ルルタの支えになれたこと、ルルタもコリオも、もちろんですが、シロンも喜んでくれているはずです。
ハミさんに投げ飛ばされたり、風圧で吹っ飛ばされたり、勇気を振り絞った台詞が「ルルタをいじめるな!」と言う可愛いこの上なかったり、コリオは最後まで可愛かったです、もうずるいですね。
でも、爆弾まで一緒に持ってきちゃうなんて・・・ミエナさんたちにぼこられてる時に爆発しなくて良かったですよ。

 

そして何より、ヴォルケン!!
まさか、まさかのご登場!!
ノロティが現れた時に、もしかしたら、と思ったけど、本は粉砕されているのを思い出してガッカリしていたところで、颯爽と登場。
ハミさんってば粉砕しないで欠片、持っていたんじゃないの、って嬉しくなったのですが、ハミさんがしっかり粉砕してくれていたのですね。
まあ、でも、出てきてくれて嬉しいです。
きっと、武装司書の絆です。何よりも心の拠り所にしていた絆、ですから。
ハミさんを看取ったのがヴォルケンで良かった。
殺されましたからね、それ以前に不信凝り固まってますし、腸煮えくり返っているだろうヴォルケンですが、きっと最期は目標にしていたハミュッツに戻れたんだろうな、と思います。
ルルタの本で仮想臓腑まで読めるかは分かりませんが、ヴォルケンの名誉は回復できますかね。
それよりも、武装司書が、バントーラ図書館がないのですからヴォルケンの反乱自体が記録されていないかもしれませんね。

 

・ハミさんの人生が凄絶です・・・けど、幸せな人生だったと思います。
司書は中々に表現が生々しいのですが、ハミさんの強制魔術審議には・・・参りました。
・牢に繋がれているエンリケのところで、ノロティが喋ってるvと浮かれたのですが、本人が現れた時は、頭がパーンしました。
・ヒハクさんの奥さんのミエナさん超こえぇぇ。
これはヒハクさん尻に敷かれるどころじゃないですよ、圧迫死ですわ。
・チャコリーが可愛いです。
植えつけられた愛じゃない、本当にルルタを想ってくれていて信じていてくれて、ルルタは幸せ者ですよ。
・「信じるからね、ノロティ!」
このミレポの言葉が好きです。
・フィーキーはああやって戦うのか。
イレイアさんが、どツボです!!
最終巻にしてクリティカルヒットのキャラの登場です。
カチュアの言っていた、可憐で凶暴な時代のイレイアさんですね。
イレイアさんの登場が遅れたのは、きっと全盛期で現れるためですよ。
・「なんであんただけ若返ってるんだ!」
出来るなら俺も若返って登場したかっただろう、ビザクさんのツッコミですね。
若返れたのは、史上最強にして天才のイレイアさんだからですよ。
モッカニア――!!
ずっと隅っこで砂いじってのか!
迷宮よりも何だか病んでいるように感じるのは気のせいですか。
・モッカニアの蟻に思わず悲鳴を上げるノロティ。
足、食われたもんね、怖いだろうね。
・チャコリーとハミさんの会話。
ほのぼのした会話v
エンリケ!!
遅いよ、ヒーローは遅れて登場するものだけどさ、待ってたよ!
きっと、涙なき結末の力の時に仮想臓腑内でザトウやルイモンさんたちとひと悶着あったに違いない。
「上手に物を壊せるだけだ」さびしそうなエンリケ。
ああもう、エンリケの活躍をノロティがちょっとでも見れたら良かったのに!
・嘘が下手なヴォルケン。
なんて良い子に育ったのでしょう、フォトナさん。
いつかルルタの本を読む機会があったら、ヴォルケンの勇姿を見てください。
あなたの愛したヴォルケンは心優しく、真っ直ぐに、勇ましく育ちましたよ。
正直、あの時にマットが殺してくれていたら、ヴォルケンと共に戦えたのに、と思ってしまいます。
・ルルタを見守ったのが、ヴォルケンとモッカニアという、物静かコンビ。
ノロティのように手を叩いて、抱きついて喜んでくれる子が残ってくれても良かったのに。
・エンリケがルルタの本を読むことがあるのかな、あったらノロティのノロティらしい活躍に笑顔が浮かぶでしょうね。
・ミレポはやっぱりヴォルケンは忘れたままなのかな。
ルルタの本を読んで、記録を整理したり読んだりしてヴォルケンという武装司書がいたんだという認識だけなのかな。
ヴォルケンもミレポのこと、ちょっと憎からず思ってる雰囲気だったから、どうにかミレポの認識が変わって欲しいのです。
・エンリケは世界を回る旅に出たのでしょうね。
・あとがき。
アニメDVDの初回にヴォルケンの恋愛事情だと!?
そういえばヴォルケンにはファンが沢山いたんでしたっけね。
・前嶋さんのあとかき!!
ノロティの可愛さに鼻血。
ヴォルケン・・・・・・そして、イケメンなエンリケとヴォルケンの間に挟まっているウィンケニー(苦笑)
・カラーページのほのぼのさが、たまりません。
なぜ、イレイアさんがお怒りなのかわかりませんが、ちょっと悪人面なヴォルケンが良いです。
しかし、コリオとノロティの可愛らしさは反則でしょう。
久し振りに見るモッカニアってば、こんなにだらっとしてましたっけね。
エンリケ顔戻ってるじゃねーか、と思ったけど、これは前嶋さんの好みだったのですね。

 

長かったようで、あっという間の戦う司書でした。
壮大なファンタジー世界に久し振りに浸らせてもらえて、とても、とても満足しています。
「戦う司書」シリーズに会えて、本当に良かったです。
アニメでは、ヴォルケンがイケメンらしいので、探してきて見たいと思います。こちらも楽しみです。まだ、初回は探せばどこかにあるはずですよね、買いますとも!

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