日々の出来事
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「続巷説百物語」 京極夏彦:著
治平さん、おぎんさん、御燈の小右衛門さんの過去の因縁を絶つお話になっています。
治平さんとおぎんさんのお話は独立してますが、他のお話は小右衛門さんの影がチラつきます。
今まで過去の事なんて忘れてきたような人たちの内面に触れてしまうと人間味に溢れてしまいますね。
おぎんさんも治平さんも重いモノを背負ってきたんですね。
相変わらず謎な又さん、チラッとだけ過去が垣間見えましたけど。
過去が知りたいわけじゃないですから、謎のままで一向に構いません。
今回は百さん目線で進んでいくので、より百さんが身近に、そして又さん達もより身近に感じられます。
軍八朗兄さんに田所さまに貸本屋の平八、個性溢れる表の人たちも登場して、特に田所さまには心和まされました。
一番お気に入りなのは、「死神」。
船幽霊でご一緒した右近さんが、大変な目に遭うお話でもあります。
誠実で腕っ節も立つし、愛妻家できっと子煩悩、どこにも引け目のない右近さん。
やつれた様子で現れた時に嫌な予感はしましたが・・・・・・まさかの出来事に治平さんさえも言葉を失います。
死神は転がり落ちるように読み進めていきました。
右近さんが危ない、と思ったらどうにも止められず、気がついたら夜中の3時半近く、でも後悔はしていません、何ていったって絶対ダメだと思っていた右近さんが無事だったのですから。
こんなに読み終わってホッとして喜んだのは、初めてです。
「老人火」は読み終わって、書き下ろさなくて良かったのではないかと思うくらいの喪失感。
続刊が出ている状態で読んだから良かったのですが、最新刊で読んでいたら、これでおしまいなんだと大いに悲しんだと思います。
それくらいに切なくて、悲しかったです。
必殺仕事人的な印象の強かった巷説ですが、続は因縁云々とどろどろした印象が強かったのですが、最後はどれも救いが待っているので読後が悪いわけではなかったです。
全く関係ない人の話ではなかったので、もの悲しく寂しい思いはチラチラしました。
治平さん、おぎんさん、御燈の小右衛門さんの過去の因縁を絶つお話になっています。
治平さんとおぎんさんのお話は独立してますが、他のお話は小右衛門さんの影がチラつきます。
今まで過去の事なんて忘れてきたような人たちの内面に触れてしまうと人間味に溢れてしまいますね。
おぎんさんも治平さんも重いモノを背負ってきたんですね。
相変わらず謎な又さん、チラッとだけ過去が垣間見えましたけど。
過去が知りたいわけじゃないですから、謎のままで一向に構いません。
今回は百さん目線で進んでいくので、より百さんが身近に、そして又さん達もより身近に感じられます。
軍八朗兄さんに田所さまに貸本屋の平八、個性溢れる表の人たちも登場して、特に田所さまには心和まされました。
一番お気に入りなのは、「死神」。
船幽霊でご一緒した右近さんが、大変な目に遭うお話でもあります。
誠実で腕っ節も立つし、愛妻家できっと子煩悩、どこにも引け目のない右近さん。
やつれた様子で現れた時に嫌な予感はしましたが・・・・・・まさかの出来事に治平さんさえも言葉を失います。
死神は転がり落ちるように読み進めていきました。
右近さんが危ない、と思ったらどうにも止められず、気がついたら夜中の3時半近く、でも後悔はしていません、何ていったって絶対ダメだと思っていた右近さんが無事だったのですから。
こんなに読み終わってホッとして喜んだのは、初めてです。
「老人火」は読み終わって、書き下ろさなくて良かったのではないかと思うくらいの喪失感。
続刊が出ている状態で読んだから良かったのですが、最新刊で読んでいたら、これでおしまいなんだと大いに悲しんだと思います。
それくらいに切なくて、悲しかったです。
必殺仕事人的な印象の強かった巷説ですが、続は因縁云々とどろどろした印象が強かったのですが、最後はどれも救いが待っているので読後が悪いわけではなかったです。
全く関係ない人の話ではなかったので、もの悲しく寂しい思いはチラチラしました。
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「巷説百物語」 著:京極夏彦
百物語、と言うからもっと怖い話なのかと思っていたんですが、怪談を主軸にすえた必殺仕事人のようなお話でした。
まあ、全てが後味スッキリと言うわけではありませんでしたが。
道理が通らぬことを妖怪の仕業にみせて、通してやろうという心意気が好きです。
一番好きなのは、「白蔵主」。
夢か現かおぼろげな所を彷徨い、又市によって現実に引き戻される展開が好きですね。
展開で言うなら、舞首の作り方も凝っていて好きです。
狸のお話はとにかく古狸に扮した治平さんが、可愛いのなんの。
何だかんだと首を突っ込んで、積極的に関わろうというか協力者になっているんだけど、最後までどんな話なのか見えない百介さん。
江戸弁で軽快に話して男前なおぎん姐さん。
目立たないようだけど、力仕事とか意外と面倒な役をこなす愛嬌のある治平さん。
口先三寸な又市さん。
皆、とっても素敵な面々が揃っていて楽しいです。
全員揃っている話ばかりじゃないのが少し寂しいところですが、百さんと又さんは欠かせないみたいなのでよしとしましょう。
百物語、と言うからもっと怖い話なのかと思っていたんですが、怪談を主軸にすえた必殺仕事人のようなお話でした。
まあ、全てが後味スッキリと言うわけではありませんでしたが。
道理が通らぬことを妖怪の仕業にみせて、通してやろうという心意気が好きです。
一番好きなのは、「白蔵主」。
夢か現かおぼろげな所を彷徨い、又市によって現実に引き戻される展開が好きですね。
展開で言うなら、舞首の作り方も凝っていて好きです。
狸のお話はとにかく古狸に扮した治平さんが、可愛いのなんの。
何だかんだと首を突っ込んで、積極的に関わろうというか協力者になっているんだけど、最後までどんな話なのか見えない百介さん。
江戸弁で軽快に話して男前なおぎん姐さん。
目立たないようだけど、力仕事とか意外と面倒な役をこなす愛嬌のある治平さん。
口先三寸な又市さん。
皆、とっても素敵な面々が揃っていて楽しいです。
全員揃っている話ばかりじゃないのが少し寂しいところですが、百さんと又さんは欠かせないみたいなのでよしとしましょう。
「ルー=ガルー 忌避すべき狼」 京極夏彦著
近未来を舞台とした少女たちの物語。
段々と身近になっていく殺人事件、少女たちなりの対抗策で立ち向かっていきます。
あらすじでは、少女武侠小説ってあって紹介されててちょっと驚きですが、まあ納得です。
同じく殺人事件に関わっていく大人組の様子が、微笑ましくはないんだけど、どうにも少女たちに比べると和やかです。
これは、ボケな橡さんとツッコミな静枝さんの絶妙なコンビだからでしょうね。
最初は、神経質だなと思っていた静枝さんですけど、橡さんのおかげですかね、吹っ切れてとても親しみやすくなりました。
ことあるごとに「爺だらか、年寄りだから」と行ってくる橡さんは、気遣い上手なのかもしれませんね。
少女たちは、一番ぶっ飛んでいる美緒が共感できる部分が多かったです。
武器携えて乗り込んでくる美緒はとてつもなく勇ましかった。
「鬼一口」の鈴木さんはキーパーソンでした。
なので、橡さんのことを慕っていて童顔で刑事な高杉くんは青木くんの子孫なのかと思って、凄い妄想を繰り広げたわけですが・・・・・・
まさが、まさかの展開に涙も出ません。
ショックと言うより他に感想はありません。
理解者であっても、生きていてくれさえいたらただ今執筆中らしい2にも登場できたかもしれないのに・・・。
とてもとても残念でなりませんが、高杉くんは橡さんのことは本当に慕っていたんだと思います、でも理解者でもあったために見逃すことは出来なかったんだと思ってます。
おとなしく言うことを聞いてくれるわけない橡さんですが、最悪の事態は免れるのじゃないかとも思っていたんじゃないかと。
何ていうか、高杉くんがとても好きです。
ニコニコしてよく喋って、本当に可愛かった・・・。
ルーガルー2が執筆中らしいですね。
歩美があの結末では、あんまりにも救われないので、どこか救われるお話であることに期待したいです。
近未来を舞台とした少女たちの物語。
段々と身近になっていく殺人事件、少女たちなりの対抗策で立ち向かっていきます。
あらすじでは、少女武侠小説ってあって紹介されててちょっと驚きですが、まあ納得です。
同じく殺人事件に関わっていく大人組の様子が、微笑ましくはないんだけど、どうにも少女たちに比べると和やかです。
これは、ボケな橡さんとツッコミな静枝さんの絶妙なコンビだからでしょうね。
最初は、神経質だなと思っていた静枝さんですけど、橡さんのおかげですかね、吹っ切れてとても親しみやすくなりました。
ことあるごとに「爺だらか、年寄りだから」と行ってくる橡さんは、気遣い上手なのかもしれませんね。
少女たちは、一番ぶっ飛んでいる美緒が共感できる部分が多かったです。
武器携えて乗り込んでくる美緒はとてつもなく勇ましかった。
「鬼一口」の鈴木さんはキーパーソンでした。
なので、橡さんのことを慕っていて童顔で刑事な高杉くんは青木くんの子孫なのかと思って、凄い妄想を繰り広げたわけですが・・・・・・
まさが、まさかの展開に涙も出ません。
ショックと言うより他に感想はありません。
理解者であっても、生きていてくれさえいたらただ今執筆中らしい2にも登場できたかもしれないのに・・・。
とてもとても残念でなりませんが、高杉くんは橡さんのことは本当に慕っていたんだと思います、でも理解者でもあったために見逃すことは出来なかったんだと思ってます。
おとなしく言うことを聞いてくれるわけない橡さんですが、最悪の事態は免れるのじゃないかとも思っていたんじゃないかと。
何ていうか、高杉くんがとても好きです。
ニコニコしてよく喋って、本当に可愛かった・・・。
ルーガルー2が執筆中らしいですね。
歩美があの結末では、あんまりにも救われないので、どこか救われるお話であることに期待したいです。
「邪魅の雫」 著:京極夏彦
切ない。
なんと言ってもこの一言です。
ええと、毎回そんなしっかりした感想じゃありませんが、お話の作り的には女郎蜘蛛と同じで、はじめに戻る、ループという書き方。
もちろん、しっかりとはじめに戻りましたとも。
途中、青木くんがどうも現実感のない事件だな、って言うんですが、読んでるこっちもどうにも掴みどころのない事件でした。
何だかよくわからないうちに、次々被害者が出てきて、やっと最後に秋彦さんが纏めてくれた、と言う感じです。
鉛で例えるなら、点々と散っていた鉛がどんどん引き寄せられてくっ付いていって、やがて1つの雫になったというところでしょうか。
切ない原因は、大鷹くんです。
陰摩羅鬼の時は、おにぎり2つとも食べちゃった子ね、くらいしか印象に残ってなかったんですけど、邪魅ではキーパーソンな上に、大鷹くん目線なためか、どうしようもなく頼りない心配な子として読んでまして、途中江藤くんが大鷹くんだと思われて死体で発見される時には、大鷹くんもとても危ない、と思った矢先に・・・・・・。
しかも、毒殺でなくて最期の言葉まで出てきてしまったのが、とてもつらかったです・・・・・・。
秋彦さんが、昔話で語ってくれたのもとても悲しくて、大鷹くんが先生の所に言った理由に最期の言葉の意味が分かって、もう。
大好きだとかそんなんじゃないんだけど、何だかとても印象に残る子で、こんな最期が待っていたのはとても悲しかったです。
長野県警の人たち、とても悲しむだろうなぁ。
さて、青木くんが大活躍すると知ってたので、もうウキウキで読みました。
とても楽しみにしていた制服姿の青木くんは、あっさり昇進して大磯行きになった上に青木くん目線だったために、特に語られることなく終わり、とても残念です!
でも、真面目に捜査していて、おっかない郷島さんと対等にやり合って石井さんに気に入られたり、榎木津さんの心情をいち早く汲み取ったりと、塗仏並な乱闘はなかったけど、大活躍でした。
敦っちゃんとちょっと、ぎくしゃくした会話が可愛かったです。
色々、距離を置いておきたいとか言ってるので、とても敦っちゃんに本気なのだとわかりました。
ん、そういえば鳥ちゃんいも益田くんにも敦っちゃんへの想いがばれるところはなかったぞ。
てっきり、邪魅でそんなところがあるんだと思ったのに・・・・・・益田くんはともかく、鳥ちゃんが察せられたというのか?
益田くん目線で、ちょっとネガティブな益田くんの一面が見えたり、榎木津さんの元カノの宏美さんはとっても勇ましかったり(さあ、逃げるがいい、の所はちょっと痺れました)、石井さんがちょっといい人になってて禿げてたり(火傷だけど)、神奈川の皆さんも個性は揃いに、木下くんと青木くんが「国(出ないので)さん、文さん」呼びで可愛かったり、郷島さんが堂島大佐同様またの登場を期待させてくれる人だったりと、見所盛り沢山でした!
秋彦さんが妖怪の話をしなかったのも見所ですね。
関口さんが、ちょっと話したくらいでした。
当人には一番よい選択を選んだのだけれど、その与えられた選択肢が間違っていた、悲しい空しい、思い違いの上な結末がとても切ないお話でした。
切ない。
なんと言ってもこの一言です。
ええと、毎回そんなしっかりした感想じゃありませんが、お話の作り的には女郎蜘蛛と同じで、はじめに戻る、ループという書き方。
もちろん、しっかりとはじめに戻りましたとも。
途中、青木くんがどうも現実感のない事件だな、って言うんですが、読んでるこっちもどうにも掴みどころのない事件でした。
何だかよくわからないうちに、次々被害者が出てきて、やっと最後に秋彦さんが纏めてくれた、と言う感じです。
鉛で例えるなら、点々と散っていた鉛がどんどん引き寄せられてくっ付いていって、やがて1つの雫になったというところでしょうか。
切ない原因は、大鷹くんです。
陰摩羅鬼の時は、おにぎり2つとも食べちゃった子ね、くらいしか印象に残ってなかったんですけど、邪魅ではキーパーソンな上に、大鷹くん目線なためか、どうしようもなく頼りない心配な子として読んでまして、途中江藤くんが大鷹くんだと思われて死体で発見される時には、大鷹くんもとても危ない、と思った矢先に・・・・・・。
しかも、毒殺でなくて最期の言葉まで出てきてしまったのが、とてもつらかったです・・・・・・。
秋彦さんが、昔話で語ってくれたのもとても悲しくて、大鷹くんが先生の所に言った理由に最期の言葉の意味が分かって、もう。
大好きだとかそんなんじゃないんだけど、何だかとても印象に残る子で、こんな最期が待っていたのはとても悲しかったです。
長野県警の人たち、とても悲しむだろうなぁ。
さて、青木くんが大活躍すると知ってたので、もうウキウキで読みました。
とても楽しみにしていた制服姿の青木くんは、あっさり昇進して大磯行きになった上に青木くん目線だったために、特に語られることなく終わり、とても残念です!
でも、真面目に捜査していて、おっかない郷島さんと対等にやり合って石井さんに気に入られたり、榎木津さんの心情をいち早く汲み取ったりと、塗仏並な乱闘はなかったけど、大活躍でした。
敦っちゃんとちょっと、ぎくしゃくした会話が可愛かったです。
色々、距離を置いておきたいとか言ってるので、とても敦っちゃんに本気なのだとわかりました。
ん、そういえば鳥ちゃんいも益田くんにも敦っちゃんへの想いがばれるところはなかったぞ。
てっきり、邪魅でそんなところがあるんだと思ったのに・・・・・・益田くんはともかく、鳥ちゃんが察せられたというのか?
益田くん目線で、ちょっとネガティブな益田くんの一面が見えたり、榎木津さんの元カノの宏美さんはとっても勇ましかったり(さあ、逃げるがいい、の所はちょっと痺れました)、石井さんがちょっといい人になってて禿げてたり(火傷だけど)、神奈川の皆さんも個性は揃いに、木下くんと青木くんが「国(出ないので)さん、文さん」呼びで可愛かったり、郷島さんが堂島大佐同様またの登場を期待させてくれる人だったりと、見所盛り沢山でした!
秋彦さんが妖怪の話をしなかったのも見所ですね。
関口さんが、ちょっと話したくらいでした。
当人には一番よい選択を選んだのだけれど、その与えられた選択肢が間違っていた、悲しい空しい、思い違いの上な結末がとても切ないお話でした。
「今昔続百鬼-雲」 著:京極夏彦
妖怪研究家の多々良先生と妖怪探訪家の沼上さんの冒険小説です。
多々良先生は宴の支度で、沼上さんは百鬼徒然袋の五徳猫でそれぞれ登場してます。
妖怪を求めてどこまでも、終始沼上さん視点で進んでいきます。
多々良先生の困った人っぷりがもう、素晴らしすぎます。
頭の中は妖怪のことでいっぱい、妖怪のことしか考えていないのに、何だか事件を解決しちゃったり引っ張り込んだりと、振り回される周りがこれまた愉快であります。
富美ちゃんが、10以上年の離れている沼上さんを「くん」付けで呼んでいるのが、何だか可愛いです。
もっと、しっかりしなくちゃダメよ、と言外に語ってますね。
多々良先生はとても困った人だけど、それに何だかんだと乗っちゃう沼上さんですからね。
沼上さんも、多々良先生ほどではないにしろ、困った人に片足しっかりはまってますしね。
「ふみ」ちゃんって名前が何だかとても可愛いvでも気を抜くと「とみ」ちゃんって呼んでしまうのが恐ろしいところです。
出羽の即身仏では里村先生と伊庭さん、秋彦さんの登場です。
本編でチラホラと出てきてた話ですが、思った以上に沼上さんピンチにビックリ。
あそこで秋彦さん来てくれなかったら、本当に即身仏でしたからね。
井戸にはまっている先生と吊るされてる沼上さんを見て、さすがの秋彦さんも走ってくれたんだろうか。
秋彦さんとはまた違った視点で妖怪を見る、多々良先生と沼上さんの珍道中でした。
また懲りずに冒険しているんでしょうね。
妖怪研究家の多々良先生と妖怪探訪家の沼上さんの冒険小説です。
多々良先生は宴の支度で、沼上さんは百鬼徒然袋の五徳猫でそれぞれ登場してます。
妖怪を求めてどこまでも、終始沼上さん視点で進んでいきます。
多々良先生の困った人っぷりがもう、素晴らしすぎます。
頭の中は妖怪のことでいっぱい、妖怪のことしか考えていないのに、何だか事件を解決しちゃったり引っ張り込んだりと、振り回される周りがこれまた愉快であります。
富美ちゃんが、10以上年の離れている沼上さんを「くん」付けで呼んでいるのが、何だか可愛いです。
もっと、しっかりしなくちゃダメよ、と言外に語ってますね。
多々良先生はとても困った人だけど、それに何だかんだと乗っちゃう沼上さんですからね。
沼上さんも、多々良先生ほどではないにしろ、困った人に片足しっかりはまってますしね。
「ふみ」ちゃんって名前が何だかとても可愛いvでも気を抜くと「とみ」ちゃんって呼んでしまうのが恐ろしいところです。
出羽の即身仏では里村先生と伊庭さん、秋彦さんの登場です。
本編でチラホラと出てきてた話ですが、思った以上に沼上さんピンチにビックリ。
あそこで秋彦さん来てくれなかったら、本当に即身仏でしたからね。
井戸にはまっている先生と吊るされてる沼上さんを見て、さすがの秋彦さんも走ってくれたんだろうか。
秋彦さんとはまた違った視点で妖怪を見る、多々良先生と沼上さんの珍道中でした。
また懲りずに冒険しているんでしょうね。